サンプル動画
RPAのプログラミング方法を紹介する動画です。
UiPathというRPAソフトウェアを使用しています。
RPAとは?
RPA(Robotic Process Automation)は、PCの操作を自動化するソフトウェアです。
特許管理ソフトウェア、エクセル、ワード、ブラウザなどを横断的に自動操作できる点が特徴です。例えば、事務所データベースの出願番号をコピーして、顧客システムに登録するなどの作業が考えられます。
費用は?
年間15万円程度から導入できます。
メリットは?
(1) RPAは、繰り返し作業の自動化に向いていると言われています。特許事務所は多数の案件を扱っているため、繰り返し作業が少なからずあります。これを自動化できれば作業効率が飛躍的に向上します。
また、繰り返し作業でなくても、絶対に間違えてはいけない業務があります。例えば、新規出願のデータを別の顧客に送ってしまうと大変なことになります。RPAで正しくプログラミングすれば、間違いを無くすことができます。
(2) また、既存システムの変更(カスタマイズ)が不要である点もメリットです。特許事務所では、特許管理ソフトウェアをはじめ、様々なシステムを使用しています。これらを自動化するには開発会社ににカスタマイズをお願いする必要があります。しかし、カスタマイズには仕様策定や検証、更にはデータ移行などの煩雑な作業が発生致します。RPAは既存システムの操作を自動化するものですので、既存システムのカスタマイズは必要ありません。
必要な知識は?
高度なプログラミングの知識は必要ありません。「エクセルを開く」や「コピーする」などの部品を組み合わせることで、プログラミングできます。マクロを作れる人であれば、比較的短時間で習得できます。
どんな作業ができるの?
◆受任時
受任データを特許管理ソフトウェアに登録できます。
顧客システムと特許管理ソフトウェアとのデータの突き合せができます。
◆出願時
国際出願の願書を作成できます。
出願関連データ(PDFファイルや書誌情報)を顧客システムに登録できます。
◆審査請求時
多数のリマインダーを一括作成できます。
◆中間時
引用文献の一括入手や一括印刷ができます。
◆登録時
登録通知書をOCRで文字認識し、特許管理ソフトウェアに登録日や登録番号を入力できます。
年金管理用の紙台帳を作成できます。
◆メール関連
メールの内容から案件を特定し、該当案件の電子包袋にメールと添付ファイルを保存できます。